2020年8月15日 金沢21世紀美術館内の地下劇場 シアター21にて
劇団「コトリ会議」の「晴れがわ」公演を見てきました💛💛
お外の様子はこんな感じです。

東京ではコロナ感染者が増加しており、予定されていた
2020年8月の東京公演は延期から中止となりました😭
『晴れがわ』東京公演中止のお知らせ①
2020年8月から2021年3月に延期予定にしていた『晴れがわ』東京公演ですが劇団内での調整、公演への体制を立て直すことができず、中止することになりました。
— コトリ会議 (@kotorikaigi) October 17, 2020
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外出自粛要請も解除されましたが、はじめて「劇場クラスター」なるニュースも報道された頃。
どうしよう❓どうなの❓なんていってまだ観劇するのも怖々~・・みたいな頃です。
美術館受付にはまだ物珍しかった非接触型検温器が置かれていました。


芸術交流共催事業「&21(アンドニジュウイチ)」とは❓

芸術性、創造性に富み、地域交流と次世代育成につながる事業が選ばれ、採択された事業は美術館の共催事業として、施設使用料金の減免や、主催団体と地元で同じような表現をする方々との交流会などを実施し、地域とのコミュニケーションを図るなど、地域交流や広報の面で支援をしています。
応募の中から選ばれた劇団なわけで、必然的にクオリティも高いはず💛
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「晴れがわ」あらすじ (ネタバレ有り)
結婚式の為に月にやってきた雨子とアキラ。2人は前日に死ぬ為の予行練習をしていた。
だがチューブからの空気の供給ができず、膜が剥がれ雨子は死んでしまう。
生まれ変わり2人の羊人間となった雨子。参列の為に月に来ていた家族らの前に現れる。
そこでのやりとりから、雨子を軸にどこかミステリアスな家族関係が浮かび上がる。
舞台は客席を全てとっぱらっており、2段ほどの客席が組まれていました。
月面に見立て正方形の形をした砂が敷き詰められた低いステージ、木を切った椅子などが置かれ、演者らが腰掛けたりしながら会話が進められる。
中央にはチューブが繋がれた鉄の置物が置かれ、雨子とアキラの独特なテンポの会話のやりとりから物語が始まる。
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なぜなら登場人物の衣装が月面結婚式の正装❓なのかみんなが同じ
茶色い布のような衣装だったから💦

一同が宿泊している月のホテルの場面では、スクエアの照明が照らし出され、静かな月面の雰囲気が感じられました✨

ピアノの音や、「あ」で歌い始めるおぼろ月夜はどこか頼りなげで、個人的にここ数ヶ月のコロナ渦における演劇の心許なさにもリンクしました。
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前説ではコトリ会議の 若旦那 家康 さんより「コロナ感染対策」の案内がされました。
💛客席中央にマスクでつけれるフェイスシールドがございます。
💛お客様には何かあった時の為、お名前とお電話番号の記載をお願いしております。
💛幕裏で換気をしております。寒い方はおっしゃって下さい。
💛接触確認アプリ「COCOA」では検査の受診を早く受けるメリットがあります。ただし接触確認の為、wifi・biuetoothはオンにする必要があります。「機内モードのままwifiとbiuetoothを使う方法 iphone,Android対応版」
わからなければ、消毒し操作致します。
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「晴れがわ」島館長とアフタートーク
コトリ会議は、福井県出身 山本正典(やまもとまさのり)さんが作・演出をされている劇団です。
第9回せんがわ劇場演劇コンクール 劇作家賞受賞
第25回OMS戯曲賞 佳作受賞
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「晴れがわ」では ピッコロ劇団の原 竹志さんも出演されており、山本さんと2人で演出されたそうです。
金沢21世紀美術館の島館長と3人でのマスク姿でのアフタートークでした✨
島館長劇団名 コトリ会議の由来をきかせてください
山本さん恋人のどちらか片方が亡くなった人がいて、なんか声をかけたいけどなんて声かけてあげたらいいのかわからないようなそんな時に、飲み物を入れてあげてコトリとマグカップを置く音。
これから話してもいいかなという気遣い、のおとのイメージです。
島館長小鳥じゃないんですね。
晴れがわのパンフレットに描かれたこの子供がいいね。このこが。なんか泣ける感じ 私は2回見ました。「羊人間」が出てきたり、詩的なセリフも練られており統一感があった
原さん山本さんの作品は人間ドラマをいれるんです。伊丹アイホール公演から後半もがらっと変わり、周りの人間がより丁寧に描かれて、作品が育ってっている感じがする。
島館長美術でも周りから描かれていくことがあります。公演をし、作りながらより「がわ」が育っていくのでは
島館長「晴れがわ」に込めた作品の思いは?
山本さん今この状況下で、幸せのがわ、不幸のがわをみなおしてもう一度見つめ直すきっかけになればいいなと思います。
島館長脚本は山本さんが書かれてるんですね。稽古はどうされてたのですか
山本さん密を避けながら原さんに相談し脚本を書いていました。
島館長今回演出はコトリ会議山本さんとピッコロ劇団原さんの2人でされていたんですね。演出家2人はどうなんでしょう
山本さん原さん二度としたくないですね 笑笑
原さん棲み分けでうまくいった感じです。
島館長舞台美術は月、地球が吊るされ、作中ではピアノの音がなりました。(「あ」で歌われた歌があった)
山本さんあれは実はおぼろ月夜なんです。
島館長作中に出てきた「羊人間」ですが敢えて羊だったのか。頭の上に宇宙人のように皆ツノが生えている。
山本さんコトリ会議ではよく宇宙人とかで遊んでるんです。
島館長古代羊は神聖なものとして神様のお供えやいけにえとして使われたりしていた。美術部の「美」も羊のツノをつけた姿を美しいと感じた古代人のセンスから生まれた。
なので美術館で羊が出たのはふさわしい。
落語でいう「お後がよろしいようで」のようなお話の後、鈴虫の音が聞こえました。
演出なのか❓とも思ったけれど、劇場がわの終了のお時間ですの合図だったようですね。
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もっと早くにアップ予定でしたが、遅くなってしまった💦(投稿に伴い、メモを頼りにしたためアフタートークでの曖昧な点は繋げました。ご了承下さい💦)