チェルフィッチュ × 金氏徹平 『消しゴム森』関連プログラム ポスト・パフォーマンス・トーク「宮沢章夫 × 岡田利規」このイベントはは2020年2月8日(土)に金沢21世紀美術館のレクチャーホールで開催されました❗

宮沢章夫さんは、NHKラジオ第一放送 すっぴん! 月曜パーソナリティー でおなじみ❢
レクチャーホールの客席がほぼ埋まる程の客数でした。ステージに現れた宮沢章夫さん、岡田利規さん。宮沢さんはまさに演劇人!といった佇まい。
岡田さんはお話のされ方が若々しく(だけどもう46歳なんですね❗❗)飄々としたテンポの喋り方は、系統でいったら小沢健二さんやZOZO前澤さんが頭に浮かびました。
二人とも語彙力が素晴らしく高く、誰しもが知ってるけれども、説明しようがないような感覚についての説明が上手❗
著者が気になったのがこの表現・・。
【岡田 利規さん】
ある時ファミレスで自分の食べ物に蠅がたかったんですけど。
いつもだとかこうして払う(はらう)んだけどその時はそうはしなくて、
蠅にとっては食べ物にたかるのは当然の事なんだって思えるモードにシフトチェンジしたのだと思うんですね。
その瞬間を切り取った。美術館を出たときにその感覚を持ち帰って欲しかった。
金沢21世紀美術館ホームページの「消しゴム森」の概要にはこういったように表記されてます❗
大震災で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市。津波被害を防ぐ高台の造成工事で変わってしまった風景 嵩上げのための土砂は周辺の山を削り取って賄われているため、かつてあった風景は驚異的な速度で変貌し、岡田は、もはや人間的な尺度を大きく逸脱するものだったと言います。
そもそも、そうした自然の作り変えをする人間は環境の一部であるにもかかわらず、対立するかのような関係にあると考えていることこそ疑うべきなのでないか。
人間中心主義ではない、環境に対する演劇を構想し、そして、それを実験してみようということですから、『消しゴム森』はいろいろな意味で、いわゆる一般的な「演劇」とは大いに異なるのです。
金沢21世紀美術館ホームページより
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ここで宮沢さんと会場の皆さんからちょっと笑いが漏れていました。
私たちは当たり前のように、TVを見るときにはリモコンを、スマホを、缶をもってジュースを飲んで・・
物を大切に、時にぞんざいに扱って生きていますけど
確かに「モノ」や「自然」中心の世界だって有るはずですよね❗ (注:著者の個人的解釈です❗)
「ヒト中心ではなく、モノの演劇。」
宮沢さんから見た岡田さんの世界観について
岡田君はこれまでの演劇や皆が持つ感覚、色々な事を疑ってみてる。いつも否定してみるところから入っているようにみえる。そこが彼の面白いところで刺激を受ける。
ここで岡田さん、あっさりと
否定も肯定もしてないですね。
(宮沢さん)
言いよどむ台詞について「知的な人でも言葉は間違える」という事を80年代にやった。
とあるビルである部屋から、ここは3階だから5階まではあと2階あるんだ!!!
という台詞が聞こえてきて、3階だからあと2階そりゃ当たり前だろと思って思わず笑ってしまった。
(岡田さん)
だけど(海外のどこか)でこんな状況で何か災害が起こって逃げるみたいなシュチュエーションだったら成立しませんか。
(宮沢さん)
そうだね
東日本大震災がきっかけで消しゴム森の製作に取り掛かったお話になり
(宮沢さん)
「病む」に止まれず作品を作る事が、作者にはある。太陽の塔が好きなんだけど
学生がヴィレッジバンガードで買った太陽の塔のキーホルダーを使ってるんだけど、著作権はどうなっているんだろう。あるインターで富士山がワッフルになってて。富士山に著作権はあるのかなぁ?
(岡田さん)
富士山に 笑? ワッフル・・・今形状のこと思い浮かべていて、バームクーヘンだったら知ってるんですけど。
(宮沢さん)
ワッフルじゃなくてバームクーヘンだった。
(岡田さん)
ふははは
khaosの知識不足で断片的にしか書き起こしができない。。(;ω;)
岡田利規さんと、宮沢さんのお話のややずれつつの間とテンポがまるで
とても面白かったんです!(^ω^)
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客席のほうからもあちこちで何度か、笑いが漏れていました。
それはもしや消しゴム森を見て、理解できなかった部分のストレスも影響しているのかもしれない………。
文化人、クリエイター萌えの私としては、至福のイベントでした。
誰しも先にやってきた方々の既成概念にとらわれて、息苦しさを感じたりすることがあると思います。
しかし岡田さんはそれらをあっさりと、とっぱらってくれるような、身軽にさせてくれるような方だなと感じました。
khaosとしてはこのトークショーの内容の文字起こしがみたいです✨✨
データとかないの❔❔…どなたか、書き起こしてくれないかなぁ。


